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 うつ病にまつわるNEWSを集めて紹介できれば・・・との思いを形にしてみました。図書館の本のようにお手軽に閲覧していただけたらと思います。 うつ病図書館NEWSへようこそ。

プロフィール
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医学図書館館長
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男性
自己紹介:
 3年間地方病院での勤務を経て、関東地域のさまざまな在宅医療・介護現場で臨床経験を積みたいとの思いから東京都港区・新宿区・渋谷区・品川区・大田区など多くの地域での勤務を経験しました。
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 思春期に目立つ心の病であるうつ病、摂食障害、引きこもりなどの治療を行う専門施設が、神奈川県立精神医療センターに設置されることになったという。


 2014年には外来や専門の病室も完備する予定であるという。




対象者は16歳から20歳前後の心の病を持つ若者


 小学校の低学年からも、うつ病や摂食障害、引きこもりとなる患者はあらわれており、患者の数は増加しているという。
 大人と同じように治療を行うことによって、逆に症状が悪化するケースもあると言われる子供の心の病の治療は難しい。

 神奈川県内では県立こども医療センターが15歳以下を対象にした専門科を開いている。しかし16~20歳前後の思春期の患者は大人と同じように通常の精神科を受診しているという。
 より繊細に治療を行う必要がある思春期への治療への体制が整っていないのが現状である。


 やはり金銭的な面が大きいようだ。採算が取れないため民間病院には思春期の治療専門科はほとんどないという。
 そこで「児童・思春期精神科入院医療管理加算」の対象施設としての基準を満たすこと目指し、診療報酬を得ることができる体制を整える予定であるという。
 
そのため

 精神保健福祉士
 臨床心理技術者

 上記の専門スタッフを配置予定だという。


 子供の心の病はストレスや不安、環境などにより引き起こしてしまうが、早期に発見して治療を行うことで、早期治癒が期待される。
 
 完全治療はなかなか難しいが、せめてよりよい環境を整えるだけでもずいぶん予後は違ってくると思う。

 海外と比較しても、特に精神分野への日本の医療・福祉体制は医療・福祉先進国にくらべ数十年の遅れをとっているといいます。

 あと4年後ではありますが、このような動きが神奈川県だけでなく全国に広がる日がくることを願っています。


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